深く眠ることの重要性:レム睡眠とノンレム睡眠の役割と理想的な睡眠時間

こんにちは、最近、朝の眠気がなやみです

気が付くと冬が目前に近づき、身体の重さを感じることが増えてきましたよね。

そして、朝っぱらからスッキリ目覚めることが難しい方も多いのではないでしょうか?

そこで、今日は睡眠が私たちの身体に与える影響について詳しくお話ししたいと思います。

 

睡眠とは

毎日、大脳は絶え間ない精神活動や運動制御を行い、そのためには多くのエネルギーが必要です。そのエネルギーを補給するために必要なのが睡眠です。

しかし、睡眠中も脳は完全に休むわけではありません。大脳は休んでいる間も生命維持活動を司る脳幹や一部の部分が働き続け、異なるモードで活動します。

睡眠中の活動モードは大きく2つに分かれます。それがレム睡眠とノンレム睡眠です。

体は眠っているが、脳は活発に働く浅い眠りです。レム睡眠の時は「レム」とは高速眼球運動(Rapid Eye Movement)のことで、この期間中にまぶたの下で急速な眼球の動きが起こることからこの名前が付けられています。

睡眠中に脳波や筋電図をとると、レム睡眠の時には脳は活動していますが、からだは筋肉の緊張感がなくなり、リラックスしていることがわかります。夢が記憶に残るのもこの時期に脳が活動しているためです。

大脳の活動がほとんど停止する深い眠りであり、脳の発達に応じて段階的に増えるとされています。ノンレム睡眠は脳を休息させる役割を果たしており、「脳の眠り」とも呼ばれています。

ノンレム睡眠の中でも最も深いS4の時には成長ホルモンが分泌され、成長に重要な役割を果たします。

 

睡眠と個人差

睡眠時間には個人差があり、ショートスリーパーやロングスリーパーと呼ばれるタイプが存在します。ショートスリーパーは短時間で深く眠り、逆にロングスリーパーは寝つきが悪く浅い睡眠を繰り返す傾向があります。

本来の7~8時間の睡眠を必要とする人が短時間睡眠になると、疲労が蓄積し心身の不調を引き起こす危険性が高まるため、適切な睡眠時間を確保することが重要です。

体内時計と睡眠リズム

人間の体内時計は約25時間周期でリズムを持っています。このリズムは毎日同じ時間に起きることで24時間にリセットされます。日光を浴びないと体内時計が乱れ、睡眠と覚醒のリズムや生体機能のリズムが崩れることがあります。

適切な睡眠リズムを保つためには、毎日同じ時間に起きることが重要です。

 

理想の睡眠時間

一般的に、およそ7時間の睡眠が理想的とされています。長時間の寝床滞在は睡眠の質を低下させ、十分な深い眠りを得られなくなることがあります。適切な睡眠時間を確保し、睡眠の質を向上させることが大切です。

睡眠と記憶の関係

睡眠中の脳は昼間の経験や学習の情報を夢として再生させ、記憶の選別を行なっていると考えられます。睡眠は記憶の定着にも関与し、勉強などでも重要な役割を果たしています。

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